2011年5月12日木曜日

ハングルをなぜ作ったか


 新しく言葉を作るのにはどのくらいかかるのだろうか、そもそも新しい言葉を作って一般の人たちが使ってくれるのか。

 そんな根本的な疑問を持つけれど、ハングルはそんな大きな障害を乗り越えて現在まできている。

 ハングルの世界という本によれば、ハングルは1443年に始まり、三年後に終わったことになっている。こんなに簡単に新しい言葉ができるのか、筆者も信じていなようだ。

 元々世宗という王は、庶民が自分の意見を自由にいえず、無罪の罪を着せられているというところから始まったようだ。

 これについては、前回も書いたように、学識者から強い反対があった。

 さらに役所も抵抗し使おうとしなかったという。

 反対論者の先鋒は崔万理という人だった。

 彼の主張をようやくすると、勝手に文字を作ると中国との関係が悪くなる。学問が遅れる。言葉ができないからといって無実の罪になるというのは解せない。あまりことを急いではいけない。

 ということだった。

 それでも世宗は押し切った。

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